オフショア開発に英語は必要?
オフショア開発をしてる、というと大抵「英語でやり取りしてるの?」と聞かれます。
オフショアで英語を使うかは開発する国による
弊社は、長い間ベトナムとオフショア開発をしていました。ベトナムは、小学校、中学校、高校で日本語が正規科目として実施されている学校があるようです。
ベトナムの各地方及び学校における日本語教育実施状況(2021年2月時点)
弊社はベトナムオフショアを3社としましたが、(1社は非常に短かったので、正確には2.5社)すべての会社でブリッジSEと言われる日本語からベトナム語に翻訳する人がついていました。
20代の若い女性が多かったです。弊社からの指示は全て日本語でした。ただ、日本語を話すのが得意な人は少なくコミュニケーションはチャットが中心で、文字中心で誤解が生じそうな時にスカイプでやり取りしたいというと嫌がられました。
現在オフショアでよく利用される国は、ベトナム、フィリピン、インド、バングラディシュ、ミャンマー、中国、インドネシアなどですが、英語でオフショアが可能な国は
フィリピン、インド、バングラディシュでしょう。国全体を上げて英語習得率が高いからです。
日本語で開発が進んでいるのは、ベトナム、中国です。
オフショアで英語を使った方がいい?
英語が使える国でしたら、使う事をお勧めします。
なぜなら、コストダウンとコミュニケーションがよりスムーズになる確率が上がるからです。
ブリッジSEが付く場合、もちろんその方の費用が上乗せされます。その費用をコストカットできます。
ブリッジSEがいる場合、その人との相性も必要で、その後ろにいるエンジニアはほとんど出て来ません。弊社についていたエンジニアは、英語も日本語もできなかったようです。
日本でもそうですが、人を一人介して仕事をすると誤解が生じる場合があります。
英語を使う事で、直接エンジニアに依頼や修正をお願いできるのでしたら、その方がスムーズになる確率が上がります。
どのぐらいの英語力が必要?
オフショアのコミュニケーションツールは選べる事が多いですが、ほとんどがチャットベースです。
Google翻訳などのツールも使えるので、英検3級ぐらいの基本英語が書ければ大丈夫ではないかと思います。
日本語で日本人のエンジニアと仕事をしても、なかなか通じない事もあるので、時にはコミュニケーションに困る事もあると思いますが、
オフショア開発はオフィスに人がたくさんいる事が多いので、その際ヘルプが頼める上司などと知り合いになっておくといいでしょう。
仕事で英語が必要、というと身構える人が多いですが、まずはやってみる事をお勧めします。
オフショアの国は東南アジアが多く、あちらでも英語のネイティブではありません。
英語が上手でないのは恥ずかしい事ではありません。やってるうちに上手になります。
弊社は、ある程度の英語力、デザイン力、プロジェクトマネージャーとして案件整理、チーム管理ができます。
困った時は是非ご相談ください。