カラーによるイメージでホームページに使う色を決める
先日、webデザインのカラーの組み合わせについてお話を書きましたが、今回はそれぞれ色の持つイメージ、どんな会社によく使われているかを例に出しました。
それぞれ良いイメージと悪いイメージを書いています。会社はその色の持つ良いイメージを、自社のホームページを見たユーザーに与えたくてその色を選択している場合が多いです。
ブルー
よく使用されている会社
仕業関係の会社、一般的な会社全般、病院
良いイメージ
開放感、信頼感、誠実さ、清潔感、男性的
悪いイメージ
冷たい
背景色
背景色は白がよく用いられますが、グレーなどですと堅いイメージが増します。ブルー自体を背景色として使う事もあります。
ポイント
反対色の赤、オレンジ、黄色などを用いると、悪いイメージの冷たさを薄める事ができます。黒も男性的なイメージが増します。紫や緑もなじみますが、目立ちませんので、ボタンなどには使いづらいかもしれません。
企業や会社のホームページで一番使いやすい色です。好感度が高く、企業が求めるイメージに近いからです。緑に近い程、爽やかですが冷たいイメージが増し、紺になるにしたがって、堅く冷たいイメージは少なくなります。
グリーン
よく使用されている会社
健康、植物、動物関係の会社、福祉、病院、IT(黒背景)
良いイメージ
エコ、さわやか、おだやか、自然、若さ
悪いイメージ
保守的(活動的ではない)
背景色
背景が白だととてもさわやかになりますが、背景が黒だと男性的、未来的な感じになります。薄いグリーンやベージュと合わせるとナチュラルになります。
ポイント
赤が反対色でとても目立ちます。黄色は隣り合う色ですが、元々黄色に注意喚起のイメージがあるので、ボタンとして使う事も多いです。
黒と合わせると、保守的なイメージが薄まります。
レッド(ポイントで使われる場合が多い)
よく使用されている会社
革新的な会社(広告代理店、ゲーム会社など挑戦する分野)、食品会社、安さを強調する会社
良いイメージ
革新、勇気、生命力、情熱
悪いイメージ
危険、攻撃的
背景色
背景が白だとかなりインパクトが強いので、小さな面積で使う事が多いです。背景をベージュやグレーにしてやわらげる場合もあります。
ポイントまたはメイン
黒と組み合わせると、かっこいい、シャープな感じを出しやすいです。
鮮やかになりすぎる場合は、少し暗いダークレッドを使います。ダークレッドは攻撃性が減り、渋い、おしゃれなイメージが出やすいです。
オレンジ
よく使用されている会社
子供関係、ペット、食品会社、採用サイト
良いイメージ
楽しい、元気、陽気、食欲
悪いイメージ
あまりない
背景色
赤よりインパクトが減る分、背景など広い面積で使う事も多いです。背景をベージュにすると、おだやかなイメージ、白にすると爽やかになります。
ポイントまたはメイン
黒や緑と組み合わせる事が多いです。
赤の攻撃性をしずめ、元気な、ポジティブなイメージをもたせやすい色です。食欲を増進させる色として、料理関係などでつかわれる場合も多いです。
ピンク
よく使用されている会社
化粧品会社、レディースファッション関係、女子高、女子大、ウェデング関係
良いイメージ
女性的、幸福、美、甘い、ロマンチック
悪いイメージ
甘すぎる、弱い、幼稚
背景色
薄いピンクを背景に引く場合もありますし、背景を白にして濃いピンクを使う場合もあります。
ベージュやグレーを引くと、少し大人しく、大人っぽいイメージになります。
ポイントまたはメイン
黒と組み合わせると甘さや弱さがやわらぎます。
まとめ
ホームページを新規で作成する場合、リニューアルする場合、コーポレイトの色が決まっていないと何色を使うか迷うと思います。
ホームページは、御社のイメージをユーザーに伝えるツールです。
どのようなイメージ、メッセージをホームページを見る人に伝えたいか考え、色を決められる事をおすすめします。